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シューズ 正しいシューズの選び方
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ランニングは健康維持やダイエット、休日の趣味として気軽に始められるポピュラーなスポーツです。場所の制限がほとんどなく、道具を揃えるコストがあまりかからないことも人気の理由と言えるでしょう。
しかし安易に始めて、足を痛めてしまうケースも後を絶ちません。
それはシューズ選びに問題がある場合も多く、ランニングをこれから始める方には是非事前に知っておく必要があると言えます。
ランニング初心者にありがちな間違ったシューズ選びは、時として危険をはらんでいることを良く理解し、楽しく無理なく、継続できるシューズ選びを心がけて下さい。
ショップに行く前に
ランニングシューズの購入は午後。
人間の体は重力に逆らって血液やリンパの循環を行っています。
起床後、時間の経過と共にその循環は鈍り、午後になるほど足はむくんできます。
このむくんだ状態は、長距離を走った後の足の状態に近く、ランニングシューズ購入に適した時間と言えます。
なるべく専門店で購入。
誰にでも気軽に始められるランニングも、シューズ選び一つで怪我の原因にもなります。
特に未経験者や体重のある方はランニング・マラソン経験者同伴、もしくは専門のスタッフのいるお店でじっくり相談しながら購入を決めましょう。
靴下は必ず持参。
靴下の厚さや素材はシューズのサイズ選びに大きく左右します。
普段履いている靴下、もしくはランニング時に履きたい靴下を持参し、実際に履いた感覚を確かめましょう。
シューズ選びのポイント
クッション性
ランニング時、着地にかかる衝撃は体重の約三倍と言われています。
初心者や運動不足の方は、そもそもこの衝撃を受け止めるだけの筋力が足りておらず、過度の負担により関節や靭帯を損傷することも少なくありません。
厚みがあり、しっかり衝撃を吸収する設計のクッションの利いたランニングシューズ選びが重要です。
安定性
“柔らかくて軽いシューズ=良いランニングシューズ”ではありません。
これはあくまでもタイムを競うような上級ランナー向きのランニングシューズ。
柔らかいシューズは着地から蹴り出しまでの間に靴と足にブレが生じやすく、体勢の崩れから足を痛めやすいのです。
初心者はしっかりと足が固定され、自分の足にフィットしたシューズ選びが必要なのです。
ソールパターン(靴底)
フラットソール
靴底が平たく、靴底全体が地面に接触するタイプ。
長距離や初心者向きです。
セパレ−トソール
靴底が足前部分と足後ろ部分とで離れており、接触面積がフラットタイプに比べて少ない。
グリップ力や反発性に優れているので短距離走に向いています。
試着ポイント
試着する時は椅子に座り、かかとをピッタリ合わせ、靴ひもで丁度いいキツさに結びます。
かかとをあげてみて足がずれたり、アキレス腱やくるぶしにあたったりなどはサイズが合っていない証拠です。
また、足は左右大きさが違うため、必ず両足とも履いた状態で感覚を確かめる必要があります。
大きい足の方のフィット感を優先し、更に普段履いているサイズの1〜1.5cm大きめを目安にしましょう。
実際に店内を何度も歩いてみて、走る時のフォームなども試して違和感が無いかを確かめましょう。
足の形
足の形は人それぞれ。大きく分けて3タイプあると言われています。
ランニングシューズを選ぶ際の目安にもなるので、自分の足の形を知っておきましょう。
エジプト型
親指が一番長く小指にかけて短い形。日本人に一番多い形。
シューズと親指やつま先のあたり方に注意しましょう。
ギリシャ型
人差し指が一番長い形。欧米人に多い足形。
比較的どんなシューズにもフィットしやすいのですが、ワイズ(足幅)を意識してフィットするものを探しましょう。
スクエア型
指の長さがほぼ同じで揃っていて正方形に近い形。
シューズと小指のあたり方に注意しましょう。
このように日本人と欧米人とでは足の形も違うため、生産しているシューズブランド選びもポイントの一つなのです。
例えば人気のナイキ、アディダス、プーマなど欧米のスポーツメーカーですと、欧米人の平均的な足の形からシューズが作られているため、あまり日本人にはフィットしません。
おすすめはアシックスやミズノといった、国内ブランドでシューズに実績のあるメーカー。
アシックスはサッカー用品を始め、ランニングシューズの分野でも高いブランド力があり、野球用品で有名なミズノはランニングシューズ使用者の満足度も高いと言われています。
男女の違い
男性と女性とでは骨格の作りが違います。特に骨盤の作りの違いは、ランニングフォームにも影響しているため、シューズ設計にもそれぞれ工夫がなされるようになりました。
着地による足首や膝、腰への負担を出来るだけ軽減するためにも、こだわってみるのもお勧めです。
また女性は外反母趾の方が多く、特にアジア系女性はかかとが細く指先が広いという特徴もあります。
見た目でもつま先が細いと感じるシューズは避けた方がいいです。