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効率よく走るためのトレーニング方法 ランニングフォームをチェックしよう

ランニングフォームをチェックしようランニングのフォームにはこれが絶対に正しいというフォームはありません。
しかし「そこを直せば、もっと効率よく走ることができるのに」というフォームでランニングしている人がいるのは事実です。
ランニングに限らずウォーキングにも言えますが、フォームには人それぞれ体格の特徴や動作のクセなどが無意識に表れるものです。それらを意識してチェックすることによって自分にとってもっと効率良く走れる良いランニングフォームに直すことが出来るのです。 しかしながら、良いランニングフォームはすぐには身に付きません。
普段のトレーニングの時から常にフォームを意識することが大切です。ただし、フォームを意識し過ぎて走ることに集中出来なくなり、ぎこちない走りになることがありますので、街中を走っている時にショーウィンドウに写った姿を確認し、ランニング仲間に時々チェックしてもらうなどがいいでしょう。

 

 

フォームチェック

走っていても疲れやすい人や脚のどこかに痛みや違和感が出る人はフォームが崩れていることが多いです。
そのような人はどんどん積極的にフォームの修正をしていくのが効率良く走るためのポイントです。 良いランニングフォームを身に付けると無駄なく楽に走れますし、一度身に付けば、体が自然に覚えます。いくつかのランニングフォームをチェックして理想的なフォームを身に付けてください。

前傾し過ぎていないか

カラダが前に傾いている前かがみの姿勢で走っている人は、走るという意識が先行してしまう人に多いフォームです。
確かに少し前傾を意識したフォームのほうが効率の良い走りが出来ますが、前傾し過ぎてしまうと足が後ろに流れるばかりで、足が前にスムーズに運べなくなってしまいます。さらにカカトから着地することが難しく、つま先で着地するため足全体や膝に余計な負担がかかり、怪我や故障の原因にもなります。前傾している人は、上体を起こしてランニングしている時もウォーキングしている時も背筋を真っすぐに伸ばし、目線は下を見ずに常に水平方向に向くように意識するのがポイントです。 また、カラダが前傾し過ぎていると、足をスムーズに前に出せなくなるためカラダの他の部分への負担や疲労が増すことになります。前傾しやすい人は骨盤が前傾していないことが多いため、カラダを真っすぐに保てなくなっています。前傾になっていると感じた時は一旦、立ち止まってその場で数回ジャンプをしてください。その時に注意することは膝を曲げずにジャンプすることです。全身のバネを使って跳ぶことを意識するとカラダがまっすぐになって前傾だった姿勢が自然にリセットされ、真っすぐになります。

腰が落ちていないか

腰を落として走る人は、かかとからの着地は出来ていても足首の使い方が硬く、着地の時の足首や足全体のショックを和らげることが出来きていない場合が多いです。腰が落ちた状態で走っている人は歩幅も狭く、スピードに乗れないばかりでなく故障も起こしやすくなるので注意が必要です。
さらに腰が落ちている状態で走ると、重心が後ろになって走るためのカラダを前進させると言う動作の中で、余分な力が必要になるため、太ももや膝に負担がかかり痛みが出たり、疲れを早く感じるようになったりします。腰が落ちているときは骨盤が後ろに倒れている(後傾している)ので、骨盤を支えるお尻の筋肉に直接触れて刺激を与えるのがポイントです。
走りながらお尻を手でトントンと叩いて骨盤周りやお尻の筋肉を意識することが大切です。

足が後ろに流れていないか

足が前に出ずに後ろに流れている走り方をしている人は骨盤がうまく使えていないという人に多くみられます。
骨盤の回転を使わずに、脚の力で地面を強く蹴ることによって進んでいるために、脚全体に疲れがたまりやすくなり、効率良く長い時間走ることが出来なくなります。骨盤周りを意識するために走りながらおヘソの5cm下あたりを軽く叩いて力を入れることを意識すると、骨盤が前傾しやすくなって脚が前に出やすくなります。

肩が上がっていないか

ランニングする時に緊張したり、疲れてカラダが固くなったりすると肩が上がったフォームになります。
肩が上がるとカラダの重心の位置が上がってしまい、足首やふくらはぎに負担がかかり痛みが出やすくなります。肩が上がってきたと感じた時は、ゆっくり走りながら肩をいったん思いきり上げて、一気に下げて脱力させます。脱力する際に息を大きく吐き出すことがポイントです。息を吐き出すことでカラダの緊張がなくなり、肩が上がりにくくなります。

猫背になっていないか

ランニング中は肩甲骨への意識を持つことが重要なポイントです。
丸まった猫背の姿勢で走っていると、肩甲骨を上手に使うことが出来なくなります。
逆に言えば肩甲骨が上手く使えている人は猫背にはなりません。猫背になっている人はゆっくり走りながら左右の肩甲骨を背骨に向かって引き寄せるように意識してください。肩甲骨を引き寄せることによってしぜんに背筋がまっすぐに伸びて、猫背はなくなり走りやすくなります。姿勢が直ったら、そのまま肩甲骨を動かしながら腕を振るのがポイントです。

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